前回ペレットストーブを紹介しましたが今回は薪ストーブです。
燃料を燃焼させる暖房としてはマニアックなペレットストーブより断然この薪ストーブだと思います
我が家で使用しているスペインの薪ストーブメーカー「helgom(ヘルゴン)社」の「GLANCE(グランス)」の特徴や使用感を紹介していきます
hergom(ヘルゴン)社のグランスの特徴
この薪ストーブの特徴は何といっても四角いモダンなデザインです
シンプルですっきりしたデザインで炉内の窓ガラスを邪魔しない為、炎がよく見えます
ただし、燃やしていない状態(下の写真)だと殺風景感がちょっと出ますね
再度のデザインが凹凸になっており、このデザインで表面積が大きくなり放射熱も高くなるそうです
そして側面がサイドガラスになっているので横からも炎が見えるようになっています
上からの写真(※送風機と温度計は付属品ではありません)
炉内です
ペレットストーブと違い真ん中に灰を落とす穴があるだけなのでシンプルですね
平屋の部屋に後付けにしているので天井を突き破って煙突を出しています
薪ストーブの使い方
火のつけ方は多分いろいろやり方もあるのでしょうが細い木を積み上げてつけるのが一般的なのかなと
ちなみに私の場合は写真のように中央矢印の所に着火剤を置いています
数分燃焼してくれればだいたい火がつくので100均の物で十分です
その上にピラミッドのように隙間も作りながら組んでいきます
最初に燃える部分はなるべく細くて薄い木にし上の方は少し太めにしています
本当はストーブのドアを開けていた方が火の付きがいいのですが部屋が煙臭くなるのでドアは閉めて燃焼をしばし見守ります
薪の大きさは燃焼状況によるので早い段階での大きい薪の投入はけっこう失敗しがちです
不完全燃焼になりやすく煙が充満してしまい何とかしようとドアを開けると・・・大惨事
部屋に煙とニオイが立ち込める羽目に・・・
セオリー通りに徐々に大きい薪を入れてちゃんと燃焼しているのを確認します
終わる時は何もせず放置して燃え尽きさせます
薪ストーブのメリット
まず一般的な特徴を説明します
1.燃焼効率が高い為、少ない薪で多くの熱を得ることができます。最近は電気代が高くなっているのでエアコンの代わりに使用すれば節約にもなります
これぐらいの温度になれば部屋も十分暖まり水を入れた鍋でも置けば沸騰まではいきませんが高温のお湯も作れます
2.YouTubeで焚火動画があるように火が燃える音や、炎の揺らめきが心地よくリラックスできると言われています
3.停電などの場合でも、電気を使用しないので薪を燃やすことで暖かい空間を確保することができます
4.使い方が簡単で薪をセットして火をつけるだけなので誰でも使う事ができます
薪ストーブのデメリット(手間がいろいろかかる)
さてペレットストーブと同様にデメリット(不便)もたくさんあります
1.薪の管理
まずは燃料となる薪を用意し薪を切ったり乾燥させたりする必要があります
使用頻度にもよりますが薪の量は1シーズンけっこう使います。その為、薪を大量に置く必要があり保管場所のスペースの確保もいります。
生の木を伐採してすぐは水分を多く含んでいるため乾燥が必要な為、通気性のいい場所で1年ぐらい乾燥をします。乾燥しないと燃焼も悪ければ煙もたくさん出ます。煙が多ければ煙突内のススも増えるのであまりいい事はありません。そのため保管場所には屋根がある場所が必要になります。
我が家の使用状況では休みの日に朝から夜まで使用するので1シーズンの使用料は
↓の写真の3倍ぐらいでしょうか。減ってくると薪の整理をしてしまうので感覚的ですが・・・
2.火の管理
そしてストーブで着火後は火の状態に合った薪を追加しながら火をおこしていきます。最初の方は10分でも目を離せば火が消えかける可能性があるので目が離せません。火を大きくして多少大きい薪になれば離れることが出来ますが、それでも燃料は手動で投入するので監視がをしながら薪投入です
燃やし方にもよりますがこういう束のうちの1本で40分前後もちます
最初に火をつけてから部屋が暖まるまでかなりの時間がかかります。ストーブ本体が暖まってもその周りの空気はじわじわ暖まっていくので即効性はありません。暖まってしまえばエアコンと違い本当に体の芯から暖まりますが寒い真冬だと部屋が暖まってきたな~と感じるのは1時間ぐらいはかかりますね~
3.メンテナンス
シーズン中はペレットストーブに比べれば炉内の灰と窓の掃除をするだけですが、シーズン後は煙突掃除をします(屋根に上るって掃除をするので手間と勇気が必要です)
シーズン中の掃除の流れ
炉内の掃除をする時は完全に火も消え熱が冷めた状態でしないといけません
終り頃は薪が炭化しているので火はついていなくても熱さはしばらく残っているので気を付けます
シーズン中はストーブ内の掃除しかしないのでやる事は単純です
1.灰を取る
2.ガラスをきれいにする
以上
ガラス窓のスス(焦げ?)の掃除
ガラス窓の掃除をする時は新聞紙を濡らして拭いてキッチンペーパーで水気を取っ終わりです
ススの汚れで黒くこびり付いた(焦げ?)汚れには濡らしたキッチンペーパー(濡れた新聞だとすぐちぎれる)に燃えた後の灰を付けて磨くと取れやすいです
もっと焦げ付きが酷く灰磨きでもなかなか取れない時があります
そんな時におススメしたいのがコチラ!
カインズの「水をつけて擦るだけ キッチンのコゲおとし スティック状」
新聞紙か灰磨きでも取れないような汚れがあります
コゲ落としスティックを水に少し浸してその濡れた状態で汚れをこすります
磨いた箇所を拭き取ればきれいに仕上がっています
ある時ペレットストーブで濡れたタオルを乾かしていたらガラス部に当たって一瞬で素材の化繊が溶けてコゲついてしまいました
よく聞く濡れた雑巾に研磨剤代わりに灰をまぶしてこすってみても全く取れません
そこで多少の傷は覚悟してこのコゲ落としでこするとコゲはきれいに取れしかも強めにこすったのにガラスは全く傷がついていませんでした
本来の使い方のフライパンの茶色いコゲ落としも本当にきれいに落ちますので1つ持っておくと便利です
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