夏になると家の中の暑さ特に2階の熱がこもった暑さはすごくないですか?
我が家も古い家なので夏は暑く冬は寒いのでシーズンになると悲鳴を上げています。
真夏の暑い日に2階が寝室のため部屋に入ると窓もドアも開けて換気をしていたにもかかわらず熱気がひどくエアコンも一晩中つけてないと寝られなく電気代もひどいものです・・・
そこで家の熱気対策、さらに節電にもなると聞き屋根裏の換気扇を設置しました。
屋根裏の熱がけっこう重要
夏の暑さは、室内に熱がこもってしまうことで増幅されます。特に、屋根裏に熱がこもってしまうと、室内の温度を上昇させエアコンも効きにくく暑苦しい原因になります。
夏になると屋根に直接光が当たる時間が長くなります。特に、太陽の南側に面している部分は特に日差しが強くなり、屋根材に蓄積された熱が屋根裏に伝わってしまいます。
また、屋根の断熱性が低い場合、屋根材に蓄積された熱が簡単に屋根裏に伝わってしまい我が家のような古い建物や住宅の場合、断熱材の劣化や能力不足の場合があり、熱が容易に伝わってしまうため、屋根裏に熱がこもりやすくなります。
そして屋根裏にこもった熱は、室内の温度を上昇させ、夜間になっても屋根裏の熱が放射されず、熱がこもったままになってしまうため、夜間の室温が高くなりがちです。
条件が揃えば屋根裏の温度は50℃にもなるとか・・・
そこで、屋根裏に換気扇(正確には換気排熱ファン)を設置することで、熱気対策、節電にもなるということなので紹介いたします。
三菱電機 換気排熱ファン V-20MEX3
三菱電機公式より
今回取り付けた商品は三菱電機の換気排熱ファン「V-20MEX3」です。
公式の紹介文にも「夏場の戸建住宅にこもる熱気を喚起により排出する「換気排熱ファン」と書いています。
室内の空気を吸い込んで天井裏に吐き出し天井裏の空気を小屋裏換気から外に出すという仕組みです。
機械のお値段はそこまで高くなく商品自体は1万円台前半で買えます。
この商品が人気なのは金額もお手頃なのと仕組みが簡単なので取付のハードルも低いことです。
取付は天井に穴を開けて固定しスイッチと電源の配線をするだけです。
配線工事が出来ないので工務店の人にお願いしました。
工事費は15,000円ぐらいでした。
設置状況(デザイン◎)
寝室に設置しようとも思いましたが天井裏ではつながっているので廊下に設置しました。
見た目もシンプルなので後付けでも全然違和感のない形です。
見た目もすっきりです。
グリル(カバー)は手前に引っ張ればパカっと外れます。
グリルを外すとファンが出てきます。
この辺に埃が溜まりそうです。
せっかくなのでロールタイプの空気清浄フィルターで機械に埃がたまるのを防いでみようと思い取り付けてみました。
機械の背面です。室内の吸った空気をここで吐き出してます。
効果があるのか実験
7月末の夕方5時頃、今日も外は猛暑日だったのでいい具合に家は温まっています。
空気を吸い込む場所の廊下の気温をまず測ります。
だいたい34℃ぐらいです。
次に天井裏の温度を測るため温度計を天井裏に置き10分待ちます。
天井裏の温度は40℃でした。
今までだと夜になってもこの温度からたいして下がらないんでしょうね。
では換気扇を動かして1時間回して天井裏の温度を測りましょう。
【35℃】
5℃近く下がっています。
ちなみに温度計を置いていた場所が換気扇の排出口に近かったためもっと離れた場所だったらもう少し高かったと思います。
それでも室内の天井裏よりは低い空気はしっかり入っていってるので2時間、3時間ともっと時間をかければ天井裏全体の温度が同じような結果になると思います。
屋根裏用の換気扇のメリット
・ 熱のこもりを防止できる
屋根裏にこもった熱を排出することで室内の温度を下げることができる。
・ 室内の空気を入れ替えることができる
窓を開けていても風がほとんどない日でも強制的に室内の空気を屋根裏を通して排出するため、空気の入れ替えができる。
・ 節電効果が期待できる
これは重要ですね。今までだと夜になっても屋根裏に温められた空気が溜まっているので2階の室内の天井付近からその熱が伝わり室内の温度が高い状態になっていて、そのせいでエアコンが効きづらい室内になっていました。
換気扇を回すと屋根裏の温度が下がるため室内も下がることになります。そうするとエアコンも効きやすくなるということです。
屋根裏用の換気扇のデメリット
・ 動作音は多少ある
低騒音設計にはなっていますが「コーーーーーー」と多少静かな換気扇という感じで耳につく音はします。
ただし我が家では2階の廊下に付けているので寝る時以外は2階にはほぼいないのと寝る時には停止させているので気になったことはありません。
運転、停止時に一瞬ですが換気扇のシャッターが「ガシャッ!」とけっこう大きい音が出ます。
・ 馬力はちょっと弱いかも
効果はありますが、天井裏全体をこれ1台でまかなうにはちょっと弱いかもしれません。理想は各部屋に1台、我が家ではもう1台あったほうがもっと涼しくできそうです。
電気代はそんなに気にならない?
消費電力がカタログ上は関東:12W・関西:13Wとなっています。
電気代を1KW/hを約30円で計算したとします。
24時間稼働させ1か月の使用したとしたら電気代はだいたい
関東:260円 関西:280円 となります。
実際の稼働時間はもっと少ないでしょうから電気代はそこまで高いほどではありません。
天井からの暑い熱気が減れば設定温度になかなかいかないと頑張っていたエアコンも省エネ運転になり節電にもつながりますので2階が夏になると暑いと思っている方はぜひ検討してみてください。
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